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Evharis Retsina
レツィーナとは松脂ワインのことで、白ワインに松脂の香りをまとわせたものです。松脂と聞くとバイオリンの弓に使うくらいしか想像しませんが、癖が強いイメージで、実はきちんとテイスティングした事すらありませんでした。ところがギリシャに行って最近のレツィーナワインを飲んでみると、まるで日本酒の樽酒のような爽やかな木の香りがする素晴らしい白ワインでした。どうやら最近の傾向は松脂の香りを抑えて、食事と一緒に楽しむスタイルになっているようです。クラシワインズでも早速導入を決定。選んだ品種はギリシャ白ワインの女王ともいえるアシリティコです。また生産者は伝統を重視しながらも現代のテイストを取り入れているドメーヌ・エフハリス。最高の組み合わせです。
コメント
色調は中位のレモンイエローと黄緑色のエッジがあります。香りは中位の強さで、アプリコットなどの種の大きい果実と杉のような爽やかな木の香りを感じます。少し熟成香に近いものありますが、おそらくレツィーナの製造工程に由来するものです。味わいは辛口で、やわらかな酸味があります。アルコール度はやや強めで、ミディアムボディです。口に含んで感じるフレーバーは柑橘系と木の香りがバランスよくとけあっています。余韻は短いですが、心地よい杉の香りが広がります。
おすすめの料理
様々な料理とおすすめできますが、特に和食や寿司にピッタリです。樽酒を飲みたくなるシチュエーションを想像してください。チーズはフレッシュなタイプやヤギのチーズなど爽やか系。ギリシャのフェタチーズなどがおすすめです。
ワインについて
生産国 | Greece (ギリシャ) |
地方 | 中央ギリシャ (メガラ) |
アペレーション | Domaine Evharis |
ヴィンテージ | 2019 |
カラー | 白 |
品種 | アシルティコ |
栓 | コルク |
容量 | 750ml |
アルコール度 | 12% |